●河北町の概要

山形県中部、西村山郡の町。丘陵地一帯はサクランボやリンゴ、モモなどの果樹園が広がっている。日本有数の生産量をほこるスリッパ、伝統的な紅花染めやこけしなど、地場産業も健在。一時期には山形につぐ商業地にまで発展し、六斎市がたって「谷地千軒」ともよばれた。全国的にも高品質で知られた最上ベニバナは、京染めの染料として上方にはこばれ、逆に上方からは雛人形など京文化がもたらされた。ベニバナ貿易で豪商となった堀米家の邸宅は現在、関連史料を展示する紅花資料館となっている。谷地八幡宮の宮司林家に一子相伝されてきた林家舞楽は国の重要無形民俗文化財に指定されている。

河北町の特徴

河北町は「べに花の里」です。江戸時代には、特産の「最上紅花」(昔は村山地方を最上といいました)が植えられ、可憐な花びらは紅餅(花餅)となって、はるばる京都へ送られました。そして、京都の紅屋の手によって紅餅から真っ赤な紅がつくられ、それが京おんなの唇を彩るとともに、紅色の美しい衣装を染めあげました。

ひなまつり

河北町谷地の「ひなまつり」は、月遅れの4月2日・3日に北口通りを中心に行われ、「ひな市」が立つ。


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