●天童市の概要

山形県中東部、山形盆地の中央部にある観光都市。将棋の里として知られる温泉町である。幕末期に武士の手内職として将棋の駒の製造がはじまり、現在は全国の95%以上を生産するほどの特産地である。天童将棋駒の歴史をつたえる将棋資料館や、4月下旬の桜まつりでおこなわれる人間将棋が観光客をあつめる。観光温泉ホテルでは、例年、名人戦などのタイトル戦が行われる。市名は、南北朝期に南朝方の北畠天童丸が天童城をきずいたことに由来するといわれる。江戸時代には羽州街道の宿場町として栄えた。1886年(明治19)に灌漑用の井戸を掘削中、温泉が湧出して温泉町となった(天童温泉)。

将棋駒

将棋駒全国の将棋駒生産量の約95%を占める天童特産の将棋駒産業のおこりは、江戸時代、旧天童藩士が内職として始めたことに由来するといわれています。

天童と天童温泉

天童という地名は、南北朝時代、北畠天童丸領地であったころからの名が生まれ、天童氏の城下町として発展した古い町です。また一説には、舞鶴山にキヨを奏して舞いながら二人の天の童子がおりたったことからとのことです。
天童温泉の初期は明治19年、灌漑用水確保の為、鎌田原に掘り抜き井戸を掘ったところ、微温水が湧きでたことから始まりました。

ジャガラモガラ

ジャガラモガラジャガラモガラは、雨呼山(あまよばりやま)北西の山腹、標高540mにある。東西約90m南北約250m深さ約100mのすり鉢状のくぼ地。地下はすべて流紋岩の礫石で埋積、くぼ地の底でありながら、水がたまらない。また、あちこちに風穴があり、真夏でも3度から7度の冷たい風が噴き出ている。その冷たい空気がくぼ地を包み込み、極めて異様な景観と特異な植生を呈している。


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