●山辺町の概要

山形県中央部、東村山郡の南半部を占める町。町名は白鷹丘陵の「山のほとり」にあることに由来。山辺郷(やまのべのごう)は「和名類聚抄」にもみられ、山辺南部条里遺構がのこる。さらに古く縄文中期の向山遺跡や、大塚古墳などの遺跡群が確認されている。中世、足利氏が後醍醐天皇らの霊をなぐさめるために全国にたてた安国寺のひとつがおかれた。大寺地区の宝積院(ほうじゃくいん)の木造十一面観音立像は国の重要文化財に指定されている。青苧をもちいた蚊帳地生産などの伝統をうけつぐ織物の町であり、昭和前期から高級毛織り絨毯の生産もはじまる。大沼、琵琶沼(びわぬま)、荒沼などの湖沼が点在する白鷹丘陵や、その北方の玉虫沼一帯などに豊かな自然がのこる。

世界の良心

安達峰一郎
安達峰一郎の生家安達峰一郎は故郷山辺よりも日本や海外など国際的に高く評価された人物です。国際連盟日本代表、常設国際司法裁判所所長などを歴任し、明治、大正、昭和にかけて世界の外交界で活躍しました。「世界の良心」と謳われ、 博士が亡くなったとき、オランダ国では国葬でその死を悼んだほどです。


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