●遊佐町の概要

山形県の北西端、飽海郡(あくみぐん)の町。山容から出羽富士の名でしたしまれている鳥海山は、チョウカイアザミやチョウカイチングルマなど高山植物の種類も豊富で、一帯は鳥海国定公園に指定される。古くからつづく民俗芸能が多く残る町で、日本海沿岸の北部には秋田の「なまはげ」によく似た「アマハゲ」が正月行事として行われ、杉沢地区の熊野神社で山伏によって伝承されてきた番楽「杉沢比山」は国の重要無形民俗文化財に指定されている。鳥海山頂に本社、吹浦と蕨岡に里宮をもつ大物忌神社(おおものいみじんじゃ)にも、花笠舞や延年舞、管粥神事(くだかゆしんじ)などが伝わる。

アマハゲ

アマハゲ滝の浦、女鹿、鳥崎の3つの集落に残る奇習。
男鹿半島のナマハゲと似ており、顔には鬼の面をつけ、身体にはワラのケンダンをまとい、五穀豊穣、身体堅固を願い、夜に各家々を訪れると、神の来訪として丁寧に迎えられる。


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