●最上町の概要

山形県の北東端、最上郡東部の町。中央には小国盆地の平坦地が開けるが、大部分は奥羽山脈に属する山岳、丘陵地帯。松尾芭蕉は「おくのほそ道」の旅で、尾花沢との境にある山刀伐(なたぎり)峠をこえた。その後芭蕉は「封人(ほうじん)の家を見かけて宿りを求む。三日風雨荒れて、よしなき山中に逗留す」と記し、「蚤虱(のみしらみ)馬の尿(しと)する枕もと」とよんだ。この「封人の家」は旧堺田村庄屋の有路家だったとされ、旧住宅は現在、建築当初の姿に復元され、国の重要文化財になっている。県北西部の民家として貴重なもので保存もよく、屋内には民具や馬具などが展示される。西の瀬見温泉には源義経や弁慶にまつわる伝説、南の赤倉温泉には慈覚大師(円仁)開湯の伝承がある。

赤倉温泉

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赤倉温泉
赤倉温泉の始まりは、貞観五年、諸国行脚中の慈覚大師が発見した小国川の熱泉であると伝えられています。周辺には、奥の細道ゆかりの地である封人の家や山刀伐峠をはじめ、最上三十三観音のひとつに数えられる馬頭観音など、名所・旧跡も数多く残されています。


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