●南陽市の概要

山形県南東部、米沢盆地の北部にある都市。温泉と古社を核にした観光保養地。市名は、北に丘陵、南に沃野(よくや)が広がる地勢や風土が、中国のナンヤン(南陽)市に似ていることから命名。市街地は熊野大社がある門前町の宮内と、開湯900年の歴史をもつ温泉町の赤湯にわかれる(→赤湯温泉)。7月19、20日の熊野大社の例大祭には勇壮な神事がもよおされる。赤湯では、烏帽子山公園(えぼしやま)を中心とした桜まつり、菊まつりなどイベントが多い。市北部の扇状地にはブドウ、サクランボ、リンゴなどの果樹園が広がる。ほかに、夕鶴の民話発祥地をモチーフにした夕鶴の里、資料館や、安田財閥の指導者として知られる結城豊太郎の記念館がある。縄文~弥生時代の遺跡や国指定史跡の稲荷森古墳などの古墳が多い。熊野大社は806年(大同元)建立とつたえられる古社。江戸時代には上杉氏米沢藩領となり、赤湯は米沢街道の宿場町として、宮内は熊野大社の門前町としてさかえた。

赤湯温泉

今から900年の昔、八幡太郎義家の弟義綱が、草刈八幡のお告げで、渾々と湧き出す湯を発見した。戦いで傷ついた家来たちを湯に入れると、たちまちのうちに傷が治り、傷からでた血で温泉は深紅に染まったといわれる。そしてこの地が「赤湯」と呼ばれるようになったのだという。

ぶどう

南陽市は山形県でのぶどうの発祥の地といわれ、さまざまな品種のぶどうが生産されています。


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