●米沢市の概要

山形県南東部、米沢盆地南部の都市で上杉氏ゆかりの史跡と名所が多い。米沢城跡の松岬公園には上杉神社があり、上杉謙信の遺物などが多数収蔵されている。他に上杉家廟所、米沢織物歴史資料館、上杉記念館、狩野永徳筆の国宝「洛中洛外図」を展示する上杉博物館などがある。2月中旬には上杉雪灯籠まつり、4月29日~5月3日には川中島の戦を再現する上杉まつりが催される。福島県境の吾妻連峰は磐梯朝日国立公園に含まれ、天元台スキー場は蔵王山や飯豊山地、朝日山地が一望できる。白布温泉小野川温泉など米沢十湯とよばれる温泉にも恵まれる。中世に長井氏が城を築き、戦国期には伊達氏が統治して城下町の基礎ができた。1601年(慶長6)上杉領の減封により、会津から上杉景勝が米沢に入った。その後、幕末まで上杉氏の統治が続いた。10代藩主上杉治憲が藩政改革の一環として織物の製造を奨励し、下級家臣の家内手工業として発展。これが米沢織となり、今も特産品となっている。

小野川温泉

小野川温泉父を慕い京都より旅立った小野小町が病に倒れたとき、この地の温泉につかり、病も癒え、絶世の麗人に生まれ変わったという伝説から”美人の湯”ともいわれています。伊達政宗や米沢藩主・上杉鷹山もこよなく愛した名湯。

米沢牛

上杉鷹山は藩校を開校し、その名を興譲館とした。その興譲館で教鞭を執ったチャールス・ヘンリー・ダラス氏が故郷を懐かしんで四つ足の動物は食べないとされた米沢の地で牛肉を食べたのが食用としての米沢牛のはじまりである。その味わいに、いたく感動したダラス氏は、任期を終え、米沢をはなれる際に一頭の牛を横浜へ連れていった。彼の友人たちは、その牛肉の旨さを口々にほめそやし、それがいつからか「米沢牛」が全国に広がるきっかけとなった。

上杉鷹山公

鷹山公は江戸時代に米沢藩の藩政建て直しに成功した名政治家です。第35代米国大統領に就任したジョン・F・ケネディが、日本で最も尊敬する政治家としてあげたのも、この上杉鷹山(ようざん)公でした。「なせば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」鷹山公の名言です。


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