山形の方言と山形県の温泉や観光情報

山形弁(置賜方言)の昔話と山形県情報。方言で語る昔話で山形を感じよう!


●温泉って何?

温泉マーク温泉とは、地中より湧出する温水、鉱水、水蒸気、ガス(天然ガスは除く)で、温度が25度以上、または1kg泉中に定められた量以上の成分を含んだものをいい、25度未満の鉱泉から42度以上の高温泉。泉質は含有成分によって分けられるが、その成分は多種多様である。

●温泉の三大作用

■化学作用
温泉水に含まれる科学成分が体内に浸透する入浴や飲泉によって生み出す薬理効果。

■物理的作用
温熱作用温泉の熱で新陳代謝を促すことにより体内不純物排出、筋肉痛、関節炎軽減、皮膚の温度調節及び発汗円滑効果。
水圧作用 → 水圧により縮小した心肺を平常時の機能と同等にするために行われる多頻度の呼吸運動による心臓機能の促進作用。
浮力作用温泉の浮力により動かしやすくなる関節、筋肉のリハビリテーション作用。

■環境作用
温泉地の環境が精神、また、身体に与える間接的作用(森林には気持ちを鎮める作用があるように)。

●泉質について

単純温泉
無色透明、無味無臭の、日本ではもっともポピュラーな温泉。含有物質が少なく、刺激が弱いので、高齢者でも安心して入浴できるほか、病後回復期や外傷後の療養などによい。「名湯」といわれる温泉が多く、高血圧、動脈硬化、神経症を含めて万病に効くとされる。

二酸化炭素泉
炭酸ガスの気泡が肌に付くのが特徴。「心臓の湯」といわれ、毛細血管を広げて血圧を下げる効果がある。冷鉱泉や低温泉が多いが、保温効果があるので湯上がり後も身体はポカポカだ。飲むと清涼感があり、胃腸病によい。日本にはこの泉質の温泉は少ない。

炭酸水素塩泉
旧泉質の重曹泉は無色透明なアルカリ性の湯が、皮膚の角質をやわらかくして脂肪分や分泌物を洗い流し、しっとりとした肌になる。飲用すれば、痛風、慢性胃炎、胆石に効き、入浴すれば、リウマチやじんましん、糖尿病などに効く。

塩化物泉
単純温泉と並んで、最も数の多い温泉。保温効果が高く、「熱の湯」ともいわれる。温泉名に「塩」とつくところはほとんどがこの泉質である。その名のとおり、なめると塩辛いのも特徴で、浴用では関節痛、筋肉痛などの症状を和らげ、飲用では胃腸病に効果がある。

硫酸塩泉
マグネシウム、カルシウム、ナトリウムなどを多く含み、大別すると、便秘や胆道疾患に効く芒硝泉、鎮静効果に優れ高血圧や動脈硬化の予防になる石膏泉、苦い味に特徴がある正苦味泉に分かれる。「中風の湯」「きずの湯」ともいわれる。

含鉄泉
旧泉質名の鉄泉と緑ばん泉にあたる。鉄泉は、鉄分が多く浴用・飲用ともに貧血症や更年期障害に効果がある。湧きだしたときには透明であるが、空気に触れると酸化して褐色になるのが特徴。ただし褐色に濁った湯の効果は落ちている。「眼の湯」といわれる緑ばん泉は、皮膚や粘膜を引き締める収れん作用が強く、慢性の皮膚疾患や結膜炎といった、慢性の粘膜疾患に効果がある。手足の多汗症や静脈瘤にも効果を発揮する。

硫黄泉
硫化炭素ガスが含まれるため、卵が腐ったような独特な匂いと白濁色の湯が特徴。毛細血管を広げ、血圧を下げる作用があり、浴用、飲用ともに療養効果は高い。温泉治療に適した泉質である。

酸性泉
「直しの湯」「仕上げの湯」といわれる殺菌効果の高い温泉。水虫、湿疹など、慢性の皮膚病によく効くが、肌にしみるような強い刺激があり、湯ただれを起こすことがあるので注意したい。日本特有の泉質である。

放射能泉
一般的にはラジウム泉といわれ、万病に効くため昔から療養向けの名湯に多い。痛風、糖尿病、リウマチ、循環器障害、神経痛に効くとされ、飲用すれば尿結石などにも効く。





山形のさくらんぼ



○山形の温泉情報

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